年末調整については 毎年、アメブロでやっているブログで
「年末調整の書き方」をずっと書いてきました。
年末調整はサラリーマンの確定申告であるし自己責任
勤務先で行われる年末調整は、会社勤めの方の確定申告です。
みなさんの平成29年の税金(所得税と住民税)を決めてしまう大事な作業ですので
勤め先から渡される年末調整の用紙はいい加減にせずにきっちりと書くようにしましょう。
会計担当者や会社から業務を請け負っている税理士は
従業員さんから提出された年末調整の用紙をもとに税金の計算を行っていきます。
記入漏れがあったりで 払わなくてもいい税金を払うことになっていても
誰も気が付かず
自己責任となりますので しっかり書きましょう。
年末調整、ポイントは二つ
年末調整のポイントは二つです。
・扶養家族の名前はもれなく書く
・負担したものはちゃんと書く
です。
扶養家族に変更があれば遅くはないので伝えよう
「平成30年 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」は来年の税金の計算をするために使用します。
でも年末調整は「平成29年度」の税金の計算を行なう事務です。
平成29年の家族構成等(扶養家族情報)については昨年 平成28年の年末調整の際に
「平成29年給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」を提出されているはずです。
親が扶養の範囲かどうかわからない あるいは親を扶養家族にできるなんて知らなかった
という理由で
「平成29年給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」には
親の名前を書いていないが
結果的に親が扶養家族に該当した(所得38万以下であった)とか親が扶養家族になることを
初めて知ったという場合
「平成30年給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」には 扶養家族の欄に記入すればいいですが
今回計算する平成29年の税金は
「平成29年給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」に書かれた家族情報をもとに
計算されてしまいます。
よく気が付く税理士であれば「平成29年は扶養家族ではなかったんですか?」と
聞くかもしれませんが(私は聞きます 笑)
スルーされる可能性もありますので
「平成30年給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」に
「平成29年も扶養家族に該当します」とメモをつけるか 会計担当者に伝えるといいでしょう。
扶養家族の変更を伝える方を具体的にあげるよ
他にも「平成29年給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」を記入提出した以降に
・結婚した
・子供が産まれた
・配偶者や子供が失業し 無職となった
・連れ子のある方と結婚した
・親を引き取ることになった
・離婚した
ということがあった方はちゃんと勤め先に知らせましょう。
今回の年末調整で税金の還付が多く受けられることになるかもしれません。
障碍者やシングルマザーなどになった場合も忘れずに
扶養家族の移動だけでなく
・事故などによって 障害者認定を受けた
・シングルマザーやシングルファーザーとなった
など「障害者控除」や「寡婦 寡夫控除」に該当することになった場合も
税額が少なくなることですので勤め先に知らせましょう。
※この記事は、投稿日現在の状況、法律等に基づいて書いていますことご了承ください。