さて、幸せな結婚生活を送っていくためにはお金のトラブルがないことが重要です。
お金の話はなかなかしづらいですが、
幸せな結婚生活のために結婚する前には二人で話し合っておきましょう。
多くのご家庭を拝見してきていますが 夫婦喧嘩の発端は お金にからむことが多く
お金の使い方 =愛情の重さ という図式にもなってきて
話がこじれて 離婚に発展していってしまうこともあります。
今回は税理士である筆者が、二人で話しあうポイントについてお伝えします。
■夫婦の貯められる時期を認識
二人で、子供がいない間が“黄金の貯める時期”であることを確認してください。
共働きの場合は、二人でフルタイムで働いて収入を伸ばすことができますので、
この時期にしっかり貯めておかないと後々大変です。
妻が出産による休業、また出産後に復帰したとしても時短勤務にならざるえなかったり、
保育料がかさんだりして思うように貯めることができなくなります。
しっかり貯めることのできる時期はわりと短いことを認識して貯蓄するようにしましょう。
“黄金の貯める時期”を二人で理解することが重要です。
■家計管理はどちらが行うか
将来の子育て費用や住宅取得を考えるのであれば、
どちらかがきっちりと家計管理を行って目標額を貯蓄していくのが理想です。
最近は、共働き夫婦も多く、それぞれが管理しているケースも見受けられますが、
夫婦の生活費や人生設計についてはどちらかが管理を行い定期的な現状報告を行うようにしましょう。
“二人で生活していくのにいくらかかるのか?”“それをどのように負担するのか”
“毎月 それを管理するのはどっちか”といった点についてはしっかり話し合っておきましょう。
共働きの場合
「夫が家賃や光熱費を負担 私が食費などを負担」というように
「なんとなく折半」をされていることが多いのですが
https://blog.takeda-mitsuko.com/setuyaku-4
こちらの記事でも書かせていただいたように 「なんとなく折半」は
お互いの負担額がはっきりしにくく 「私のほうが払っている!」感を持ちやすいです。
夫は「俺がほとんど払って養っている」という考えを持ちがちですし
妻は「私は働いて 家計費も払って その上 家事だってしている!」と不満を持ちがちです。
結婚生活が長くなれば 不満のタネも大きく育ちがちですので
最初に明確にできるようなルールをつくっておきましょう。
■入っている保険の確認
独身時代から加入している生命保険等の確認も行っておくといいでしょう。
独身時代は親がかけてくれていたなど本人がわかっていない保険があることも。
加入している保険をちゃんと把握していれば、余計に保険に加入する必要がなくなります。
夫婦になればリスクも変わって来ますし、
必要な金額も違ってきます。また家計から考える“支出できる金額”もありますよね。
お互いがどのような保険に加入しているかを確認し、
どういった時に保険が支払われるのかということも知っておきましょう。
保険の見直しを行うきっかけにもなります。
■ローンなどの確認
独身時代に作ったローンがないかどうか確認しておきましょう。
車を買った時のローンやカードの分割払い、キャッシングの分割払い、
奨学金の返済など毎月返していかなければいけないものがあるのであれば
家計管理をより一層しっかりと行う必要がありますし、
“二人で生活していくのにいくらかかるのか?”を考えるのに重要です。
ローンがあることを責めると喧嘩になりますので、そこは責めずにぐっと我慢して。
ちゃんと返済していく計画をたてさせるようにしましょう。
いかがでしたか?
結婚が決まり幸せ一杯のときに お金の話をするのは気がひけてしまいますが、
幸せな結婚生活を続けるためにはとても重要なことです。
ラブラブのうちに笑顔で話をしておきましょうね。
(武田美都子)
※この記事は2015年12月に Mamas Money という情報サイトの
連載を受けていた時に書いた記事です。
掲載記事は ほぼアクセスランキング1位でした。
※この記事は、投稿日現在の状況、法律等に基づいて書いていますことご了承ください