株を売ったり買ったり 近年はネット取引をされる方が多いですが株を売って利益が出た場合も税金がかかります。
特定口座の場合は一年間の間に株を売って儲けた利益と株を売って損が出た場合の損失とを相殺して税金の計算をします。
含み損をおいておいたほうがいいかもう売ってしまったほうがいいか
含み損はあくまでも含み損です。実際に売却して損が現実にならないと利益から引くことはできません。
ポートフォリオの損益と実際に税金がかかる損益は違うのです。
「今年の後半は 円安でずいぶん利益がでたし
ずっと持っている塩漬けの株を売って 少しでも税金を少なくしようかな~」とか
かなり利益がでていて その一方もう回復の見込みがない塩づけの損失がある株があるのであれば売ってしまうのも一つだと思います。
資産はマイナスなのに、儲かった分だけまともに税金がかかるなんてことになりますから・・・
いずれ、その塩漬け株も利益がでればいいですけどね。
「いつかは処分を・・」と考えておられるなら かなり利益がでられた年に思い切って売却をされるといいと思います。
いつまでに売ればいいの?取引最終日の29日?
売却を考えておられる方 取引するのは 平成29年は12月24日までだと思います。
(取引証券会社で1日くらいのずれはでますのでご確認を)
平成29年の取引は 今年は30日が土曜日ですので12月29日15時が最後となります。大納会というやつです。
では12月29日の15時までに取引すればいいんじゃないの? というのは間違い。
国内上場株式の年内受渡の取引最終日は12月24日となり、
この日までの売却が平成29年の損益として計算されます。
12月末日決算・権利銘柄の権利付最終売買日も同日となります。
毎年違うから要注意
暦の関係で 平成26年は25日までの取引 平成27年は25日 平成28年は27日でした。
今年の損益について利益と損失の損益通算を狙うのであれば受渡が完了する最終取引日までに取引を終えないといけなくて、この日は大納会の人は違うのです。
私は数年前に これを知らなくて 失敗しました~(年間取引報告書がきたら 自分が想定していた利益と違っていた・・・)
皆さまもご注意くださいませ。