貯金ができないあなたに贈る大事な3つのキーワード まず行動

「お金を貯めなきゃ……」と思って、
小銭貯金を始めたものの飽きてしまったり、
なんとか数万円貯まったと思ったらそれで満足して使いすぎてしまったり、
一向に増える気配がないまま時間だけが過ぎていませんか?

貯蓄を成功させようと思ったら、“管理”“節約”“貯金”がキーワードです。
人にはそれぞれ向き不向きがあります。皆さんが同じ方法で成功するわけでないあのです。
この3つのポイントを押さえて
あとはあなたがやりやすい方法で行えば、貯蓄はできます。
ポイントを押さえながら ぜひ「これならできるかも!」という方法を見つけてください。
方法さえ見つかればそれをやっていけば目標はおのずと達成されます。
今回は、この3つポイントについて 節約についての著書もある税理士である筆者がお伝えします。

 

■1:管理  現状を知る


まず知らなければいけないことは「1ヶ月の収入がいくらなのか」
「1ヶ月いくら使っているのか」ということです。
「1か月の収入がいくらなのか?」については直近半年分の給与明細を並べてみてみましょう。
毎月ほぼ同じ手取り額であるのであれば その金額が「1か月に使うことのできる金額」です。
月によって差があるのであれば その変動理由を確認しましょう。
「この月は毎年 残業が多いんだ」など年間の動きを頭に入れておくことです。

「いくら使っているのか」については記録をしなければいけません。
自分が記録しやすい方法を選んでみましょう。
無理をせずに続けられる方法、1ヶ月の支出をひと目で確認しやすい方法を選びましょう。
方法としては「家計簿につけていく」「レシートを集めておき支出内容ごとにわける」
「マンスリー手帳に支出を書き込んでいく」「カード明細を家計簿代わりにする」
「家計簿アプリで記録」などがあります。
最初は 同じ方法を1~2か月続けてみて 自分に負担のかからない方法
やりやすい方法を見つけてください。

 

■2:節約

節約、つまり使っているお金をなるべく少なくするということですが、
全くお金を使わないわけにはいきません。
ストレスのない方法で、支出額を抑えていくことになります。
我慢できる部分は人によって違うと思いますので、自分が我慢できるものは極力、支出を抑える選択を行いましょう。

(1)食費

例えば食費については“お昼は外食ではなく自分でお弁当をつくる”
“安いときに食材を購入し1週間分のおかずをまとめて作る”
“仕事帰りにスーパーで安くなった食材を買う”“マイボトルを持っていく”
“間食をやめる”などが代表的な節約方法です。
こちらは「ゼロか100か」というような極端なやり方をするのではなく
「間食は毎週水曜日にしよう」「月2回 日曜日の夜は作り置きをつくる」
など少しづつ自分を慣らしていってください。

(2)衣料費

衣料費については“流行のないデザインを購入し長く着る”“着回しのきくシンプルなものを選ぶ”
“リサイクルショップやオークションで安く購入”“購入はアウトレットやファミリーセールでのみ”
“年間予算を決める”“年二回のセールの時期にしか買い物をしない”
“金券ショップで買い物券等に換えてから購入”などの方法があります。
流行のあまりないものは 前年の最終セールで翌年のために手にいれておくということを
私は行っています。

 

■3:貯金

貯金は“余ったものを貯金する”と思っていてはなかなか貯金ができません。
“年間でいくら貯金がしたいか”を考えて 先にその金額を確保するようにするのがおすすめです。
具体的には“会社の財形を利用”“給料日に自動積み立てを行う”
“ボーナスはないものとして全額貯金”“銀行口座をわけて貯蓄用口座をつくる”
“すぐに下ろせない様キャッシュカードを付帯させない口座を貯蓄用口座にする”
といった方法があります。
こちらもご自身で負担のない方法を選択しましょう。

 

いかがでしたか?
貯蓄を成功させようと思ったら継続することが大事です。
結果をだそうとあまり無理をすると続きません。
“管理”“節約”“貯金”のキーワード、それぞれの意味を理解して、
自分にあった方法を見つけてみてくださいね。

(武田美都子)

※この記事は2015年12月に Mamas Money という情報サイトの
連載を受けていた時に書いた記事です。
掲載記事は ほぼアクセスランキング1位でした。

 

※この記事は、投稿日現在の状況、法律等に基づいて書いていますことご了承ください









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