原稿とかを書かせていただくことが多いので
年末になるとマイナンバーを教えてくださいという連絡がきます。
「マイナンバー 教えなくちゃダメなんですかね?」という質問も受けます。
会社に黙って お小遣い稼ぎをした場合など
「マイナンバーからバレたらどうしよう・・」と思われることもあるみたいです。
マイナンバー 何に使うの?
人を雇っている事業所(会社も個人事業主も)は毎年、年末調整を行ない
その結果を税務署に報告(合計表)することになっています。
(年間給与をいくら払ったとか 報酬をいくら払ったとか)
それと同時に、各市町村にも源泉徴収票を送るようになっています。
市町村は、この事業所から送られてきた源泉徴収票を元に
住民税の計算⇒国民健康保険の計算を行なっています。
この税務署や市町村に提出する源泉徴収票には
マイナンバーを記載することとなっています。
原稿書いてもマイナンバーが必要?
原稿を書いた方は「給与」ではなく「原稿料」をもらっています。
そして原稿料からは所得税(源泉)を引いて支払うことになっていますので
「あなたに総額これだけ払って これだけ源泉引いてますよ」
という書類(支払調書)を発行することになっています。
これは 給与をもらっている人がもらう源泉徴収票の代わりです。
この支払調書も上記に書いたように支払った側は税務署に報告しなければ
なりません(市町村には送りません)
なので、支払調書にマイナンバーを記載しなければならないのです。
数千円でもマイナンバーを提出しなければいけないの?
実務的には
作家への原稿料、弁護士・税理士等への報酬、画家への画料、講演料等について
同じ人への年間の支払金額が5万円以下の場合等、
支払調書を税務署に提出しなくてもいいので
マイナンバーを取得しない場合が多いと思います。
マイナンバー提出を拒否したらどうなるの?
これは給与を受け取っている人でもあるのですが
「全部ばれてしまいそうで怖い」と教えない方もおられます。
提出しなくても罪にならないのですが教えなくても教えても
国は把握しているよ って話なので一緒かなぁと。
実際に市町村から送られてくる住民税の特別徴収の通知書にh
従業員全員のマイナンバーが記載されて送られてきています。
その提出を求める側が信用できない
(自分のマイナンバーがどう管理されるかわからない)
というような事由の場合はどう管理しているのか聞きましょう。
マイナンバーの提出を受けた側は
かなり厳しい法律の元で管理するようになっています。
当事務所でも
鍵つき金庫、レイアウトの変更、会計ソフトのセキュリティ強化やソフト導入とお金がかかりました・・・
こちらに関しては罰則規定もありますので 過剰な心配をされることもないかなと思います。
※この記事は、投稿日現在の状況、法律等に基づいて書いていますことご了承ください。