ふるさと納税は税金が安くなる制度ではない。返礼品がお得なのです。クレジットカードなら今日までOK

すっかり定着した「ふるさと納税」
「節税対策!!」というように言われることが多いのですが 厳密にいうと「節税」ではありません。
住民税の納めるべき税金の額は 変わらないのです。(所得税の寄付金控除は受けることができます)

節税ではないふるさと納税

ふるさと納税は何が得かというと寄付した市町村から送られてくる「返礼品」(おまけ)です。
ふるさと納税をざっくり説明すると
例えば今年、ふるさと納税を一切しなければ このままいくと来年の5月に30万の住民税の納付書がくることになるとします。
しかし、A市に5万寄付して B町に3万寄付して C村に4万寄付して・・と30万寄付するとします。
この時点でお金は30万使ってなくなることになります。
ところが来年の納付書がくる住民税が30万のところ これがゼロになるというわけです。
(実際には所得税控除もあり 自己負担2000円もありますので税額そのままを寄付してこういう計算結果にはなりません)
お金として流出する時期が変わるだけで 30万という流出金額は変わりません。
ただ ふるさと納税をせずにそのまま住んでいる市町村に住民税を納めても何ももらえませんが
ふるさと納税をした場合は「寄付してくれてありがとう」といって返礼品が送られてきますので
この「返礼品」が得だというわけです。

ふるさと納税は 税金が安くなる制度 ではないわけです。

税額がない人がやっても仕方がないふるさと納税

上記のように お金を支払う先が違うだけで(住んでいる土地ではなく住んでいない土地へ)
納める税額は変わりません。
返礼品が得なわけですから 沢山、いくつもほかの地方に寄付(ふるさと納税)できる人が得ということになります。
そもそも税金を納めていない人は
単純な寄付になってしまいますので ふるさと納税をやっても仕方がないということになります。
例えば 住民税を払っていない人や住民税が数千円の方が
「ふるさと納税が得だ」と思ってお肉が欲しくてA市に2万円を寄付したら
そもそも2万も税金を支払っていないわけですから
2万円でそのお肉を買ったようなことになります。

ふるさと納税が 高額納税者が得をする制度なのです。
(まぁそんだけ頑張って稼がれているということなんですけどね)

いつまでにすればいいか

ふるさと納税はその年の12月31日までに寄付を行えば その年の税金計算に考慮されます。
様々なサイトでクレジットカードで決済すれば 12月31日に寄付したことになりますので
年が明ける前までにやれば間に合います。
サラリーマンの方は だいたいの所得が早めに予測できますので 一番効果のある上限額の計算を
早く行うことができますが
自営業者の方は 12月にならないとなかなか予測がつきにくいため
年末に駆け込みでされる方が多いようです。
銀行振り込みや郵便振替の場合は、申込を受け取った自治体が用紙を送ったり
入金確認をしたりの日数が必要ですので だいたい12月25日までに申し込みが必要とされています。

私が毎年 気に入ってやっているもの

お米は必ず頼んでいます。
お米は必ず買うものなので 返礼品でもらうのがベスト。
普段 お金を使った買っているものをタダでもらえるというのがふるさと納税の賢い利用の仕方だと
思います。

あとは山形県のさくらんぼ!

今年頼んでとてもよかったので
来年も頼もうとしている 宮崎県もマンゴー
(沖縄県のマンゴーを頼んでいたのですがそれより宮崎県のほうがよかった。
気持ち的には 沖縄県に寄付したいけど・・・)

それから白桃。
果物を頼むことが多いですね(笑
その土地の特産品を送ってくださるので 美味しい果物がいただけます。
これもふるさと納税のよいところ。

 

あとは 和歌山県のみかんが美味しかった~~
来年も頼もうと思っています。

 









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