新卒、転職、再就職など、働きたいと思っているあなたを
企業側は短時間で「この人はちゃんと働いてくれるか」
「信用できるか」を見なければなりません。
あなた自身の良さを、短時間でわかることは正直、難しく、
面接時の対応や履歴書で判断することになります。
ですので、就職活動を成功させるには、誤解されることのない履歴書を書くことが重要です。
今回は、会社から求められる履歴書の書き方をお伝えします。
履歴書に盛り過ぎない
“これもできます”“こんなこともしてきました”というような自己PR満載の履歴書をみかけますが、
“盛りすぎ”は厳禁です。
ある程度のPRは必要ですが、
“海外留学経験があり英語は堪能です”というようなことが書かれていますと
採用側は“海外取引先との電話対応はまかせられる”と思って採用するかもしれません。
しかし、通常の英会話はなんとかできても、
電話でのビジネス対応は無理という場合、採用してから企業側をがっかりさせることになり、
自然とあなたへの評価が低くなってしまいます。あなたの評価が低くなれば、
あなたは職場で不満を抱くようになるでしょう。
あなたの勤務態度が悪いのではない、最初に過度の期待を持たせてしまった弊害なのです。
職歴の書き方には注意
これまでの経歴を書く欄には注意が必要です。
例えば派遣会社に登録していて一年ごとに違う会社で働いていた場合、
その会社をずらずら書くと「短期間でいくつもの会社を辞めた人間」と思われてしまいます。
企業側にとって
“短期間で勤め先をやめている”“勤め先がコロコロ変わっている”人にはいい印象を持っていません。
“この人になにか問題があるのではないか”“うちでも長続きしないのではないか”と思うからです。
そのような誤解を与えないように、
“○○派遣会社登録(あるいは勤務)”としてその間の主な派遣先の会社を書くというような工夫をしましょう。
面接に行くときは公共機関を使って
基本、面接の時は公共機関を使っていくようにしましょう。
就職後、自家用車での通勤が認められていてもです。
面接時に「通勤時間はどれくらいになりますか?」という質問をすることがありますが、
これは実際に通勤時間が知りたいこともありますが、
どうやって来たかを暗に聞いている場合もあります。
“タクシーできました”“車で来てコインパーキングに停めました”と言われると
採用しないことも多いです。
また面接時間には余裕を持っていくようにしましょう。
いかがでしたか?
従業員を 使い捨てやコマのように扱わない会社は、採用時に細かなところまでチェックしています。
従業員は会社にとって財産になるという考えを持っているからです。
たかが履歴書、されど履歴書。
就職面接はいわば“お見合い”です。お互い誤解のないように準備していきましょうね。
http://mmmedia.jp/2015/06/22/138971/
こちらのサイトに平成27年6月に連載記事として書かせて頂いた記事です。
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